北欧神話ーファフニール1

ファフニール
 
ファフニール

第5階層にいるファフニール。
パペガでのイメージでは、その体にコケまで生やして、自然に同化しているかのよう。
顔付きこそ恐いけれど、本当は戦いなどしたくないのかな?
自然豊かな5階層を巡回している番人なのかな?
とも思わせる。
ファフニールがくれる「苔生す宝箱」はアナグマもデザインされてるから、
アナグマと仲良しの、心が優しい竜なのかな? なんてね。
 
ところが、北欧神話でのファフニールはなかなか苛烈。
知ってる人も多い有名な話「シグルズの竜退治」の竜がファフニールだ。
そこにはグラニや名剣グラムも出てくるが、今回はファフニールが竜になった経緯をメモ。
 

詩のエッダやサガによると、輝く鱗に包まれ、毒の息を吐く竜だ。
また賢者と呼ばれるほど賢く、
その心臓や血には動物の言葉を理解できるようになる魔力が秘められていたという。
フロッティと呼ばれる剣をもち、
人に恐怖を与えるエギルの兜をかぶっていたともされる。
大男だったようだ。
そんなファフニールは魔法が使えるフレイズマル(フレイドマール)の息子で、
他にオッタルとレギンと兄弟がいた。

話はオーディンがロキとヘーニルの、アースガルドの神3人で世界を回っている時のことだ。
ヘーニルはヴァン神族との人質交換でアースからヴァンへ行った神のひとり。
オーディンの兄弟であり、彼も人間の創造に関わった(人間に感覚を与えた)と言われている。
足が長いのが特徴で、見た目は立派だったが、何一つ自分では決められない
決断力皆無の男神だった。このためヴァン神族を激怒させてしまうような神だが、
ラグナロクも生き残った数少ない神の1人でもある。
また、ロキと同一視する説もあり、この話は3人の行脚と2人の行脚と説がある。

 
カワウソ

 
発端は、ロキのこのちょっとしたいたずらだった。
ロキが投石で殺してしまったカワウソは、父フレイズマルに魔法をかけられていた
ファフニールの兄弟オッタルだった。
 
オーディン達は獲物を手に、ある屋敷に宿借りをする。
当時の旅人は一般民家に一夜の宿を頼むもので、頼まれたら食事が出せなくても眠る場所を提供するのが普通のこと。
3人は屋敷に入った。
食べ物は持ってきている、と、さきほどのカワウソと鮭をみせる。
獲物を見た屋敷のあるじは、衣服と武器を置いてくつろぐように言う。
オーディン達が武器を置き、マントなどを外して広間でくつろぎはじめると、
あるじは屋敷をそっと出た。
そして息子達を呼んだ。
「オッタルが殺された」
あるじはカワウソの父親フレイズマルだった。
「下手人は今、武器を手放し広間に座っているぞ」
ファフニールたちはすぐに屋敷に入り、丸腰のオーディン達を縛り上げた。
 
アンドヴァリ

 
アンドヴァリ(アンドヴァリナウト)はドヴェルグ(小人族)で、
世界で一番立派な宝物を手にした者として神々にも知れ渡っていた。
 
ドヴェルグは原初の巨人ユミルの死体(大地)からウジがわくように発生したといわれる。
それを発見した神々が採決の結果、人間と似た姿や知性を与えたそうだ。
性格は邪悪で好色。ということになっている。
変身能力のあるものもいる。(アンドヴァリは魚に変身していた)
醜い外見のものがほとんどで、太陽の光を浴びると石化する、と記載するものもある。
大地や岩のなかで暮らしているが、名工ぞろいで様々な魔法の品を作り出す。
オーディンら神々の魔法の品のほとんどが、彼らドヴェルグが作ったものだ。
小人ということになっているが、女神と交わりを要求するぐらいなので、
極端に小さいということはなかったようだ。
 
神族も人間族も、ドヴェルグには魔法の品製作を依頼し、時には一方的な搾取をしていた。
この話もその理不尽さが不幸の連鎖をうみだしていく。
腕輪呪い

 
こうしてアンドヴァリの宝には呪いがかけられ、その呪いに人々が翻弄されていく。
ファフニールもしかり。
stassen.jpg
(アンドヴァリ F・フォン・スタッセン 1914年) ロキがアンドヴァリに宝を要求する場面(オーディンもいるけどw)
 
ロキが囚われのオーディンのもとに戻る。
するとオーディンはすぐに腕輪に目をつけ、さっそく腕につけ自分のものにした。(おい!)
そして、アンドヴァリの宝、宝石や黄金をカワウソの皮につめこみ、さらに上から黄金ですっかりおおった。
これで十分だろうとフレイズマルに見せる。
フレイズマルは四つん這いになって、どこか足りないところはないかと、ジロジロ懸命に探した。
と、口ひげが1本出ていることに気づいた。
「これも隠さないとだめだ。でなければおまえさん達を放すわけにはいかない」
しかし、アンドヴァリの宝はすべて使い切っていた。
仕方なく、オーディンは自分のものにした、あの魔法の腕輪をカワウソの最後のヒゲに乗せた。
これで身代金は支払い済みとなった。
 
翌朝、オーディンは自分の投げ槍(グングニル)を受け取り、
ロキも靴を受け取って言う。
「別れる前に言っておく。アンドヴァリはこう言った。この黄金と腕輪は、持つ者に死を招くんだと。このことをお前とお前の一族は、きっと思い知るだろうよ」
これを聞いてフレイズマルは激怒した。
「貴様たちのよこした宝が、完全な和解と友情によるものでなく、黒いたくらみを隠したものだと知っていたら、貴様たちを生かしては置かなかった!」
ロキは答える。
「その呪いは、お前さんとお前の一族にとどまらない。まだ生まれてない首領たちが、その宝をめぐって死をかけた争いをするだろうよ」
「さっさと失せろ! 俺は俺が生きてる限り、俺の宝を守りきるぞ。貴様のおどしなど、恐れるものか!」
 
ロキがアンドヴァリに言ってたように、宝を手にした者に呪いの忠告はきかなかった。
そして呪いはフレイズマルにかかった。
ファフニールとレギンが宝の分配を要求してきたが、フレイズマルは拒否。
納得できない息子たちは結託し、夜、ファフニールは父フレイズマルを殺害した。
 
EPSON021.jpg
(ファフニール F・フォン・スタッセン 1914年) 父親殺害の場面 オーディン達がなすすべもなく見守ってる構図になっている
 
父の殺害で、宝はファフニールのものになった。
呪いはファフニールにかかる。
もとからの貪欲さに拍車がかかり、宝を独り占めする。
レギンが遺産の分配を要求すると、「これが欲しいばかりに、俺は父親を殺したんだ。それをおまえに分けると思うか?」
ファフニールはレギンも妹も追い出した。
そして、宝を山に隠し、自分は竜に変わってしまい、その上にとぐろを巻いて横たわった。
 
 
パペガのファフニールの体にコケやシダが生えているのは、
宝の上にずっと横たわっていたところからデザインされたのかもしれない。
 
さて、レギンも宝をあきらめてはいなかった。
ファフニールと違い、体は大きくなかったが、鍛冶の技巧はすぐれていたレギン。
彼はデンマーク王の許へ行き、鍛冶として仕え、チャンスをうかがうのだ。
 
レギンがファフニールを殺させる話は次に。
 
 
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No title

続きということですが、以前にもこのリンク先で
見たことがあるので、大体の結末はわかります

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%95%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%AB

ネタバレなので、続きが気になる方は見ないでくださいね。
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