北欧神話ー(ファフニール2)グラニ&グラム

ファフニールは自らの欲と、宝物にかけられている呪いによって竜に変わった。
竜は巨大化し、姿も性質もますます奇怪なものとなっていく。
 
一方、ファフニールに追い出された弟のレギンは、鍛冶の腕を買われ、
デンマーク王に名鍛冶屋として仕えていた。
やがて、王から1人の少年の世話をまかされる。
竜(ファフニール)退治の英雄として様々な芸術のモチーフになるシグルス(シグルズ、シグルド、ジークフリート)だ。
 
レギンがその子を預かるきっかけは、王の長子アルフの恋。
彼は異国の1人の召使いに一目惚れした。
召使いは初対面から堂々としていて気品に溢れていた。
実はその召使い、オーディンの血を引くシグムンド王の妻ヒョルディス。
その美貌は近隣に知れ渡るほどで、ヒョルディスをめぐる争いで夫であるシグムンド王は戦死したのだった。
王妃なのだが未亡人となったため、お腹の子を守るため召使いと入れ替わっていた。
 
シグルスの母
 
このお腹の子がシグルス。
デンマークのヒャルプレク王は、生まれた男の子の目が鋭いことを喜び(強く名声を勝ち取ることを意味するから)、名付け親になった。
そして、優秀な人物に子を預けるという当時の風習に則り、
優秀な鍛冶職人のレギンに預けたのだった。
けれど、性格の悪いレギンは、王はおまえの財産を奪ったのだとシグルスをけしかける。
 
グラニを選ぶ
 
グラニ
 
上のようにサガではグラニが登場する。
スレイプニルの子か孫かは定かでないが、その血を引いているグラニ。
サガによるとグラニはスレイプニル同様灰色の馬。
灰色というのは、以前も書いたが、この世のものではない特別な存在を意味する。
血統ゆえか炎も恐れない勇気ある馬で、シグルスがいれば普通でない力も出せた。
その過程は書かれてないが、シグルスが愛情をもって養ったのだとわかる。
 
172.png
 
パペガでもグラニは灰色だ。
魔法の使えない場所なので、ケバダチは太刀打ちできないw
ひ〜。
体格がスレイプニルのような大きさではないのは、まだ若い馬を表現しているのかもしれない。
 
さて、シグルスの成長を目の当たりにしている養父レギンは、またもシグルスをせっつく。
「黄金が埋まっていて、お前を待っているというのに、まるで貧しい百姓のせがれのように、お前がそこらをほつき回っているのがわしは残念でならぬ」
レギンはファフニールの宝のことを話し出す。
「ぼくもその竜のことは聞いています。誰も近くには寄れないほど、巨大で兇悪なんですってね」
「そんなことはない。百姓どもの誇張だ。ちょっと大きいだけだ。お前がウォルスングの血を引いているとしても、彼の心は持ってないのだな」

ウォルスングというのはオーディンの血を引くシギに端を欲する一族。
多くの英雄を排出した一族で、人殺しで追われるような身になっても、名誉を回復し一国の主に登り詰めたものも一人ではない。
シグルスは冷静に答える。
「ぼくが身内の者のような剛胆さを持たぬというのは本当かもしれません。何しろはな垂れ小僧から抜け出たばかりですから」
だがレギンはけしかけ続けた。
ファフニールをやっつければ、名声と富を手に入れられるのだと。
それならばとシグルスは腕を尽くした1本を鍛えてほしいと言う。
自分の勇気がそれを使うにふさわしいかどうかためすために。
 
グラムの再生
 
これがグラムだ。
 
グラム
 
パペガにもグラムがある。レアアイテム×99という気の遠くなるようなアイテム「魔剣グラム」だ。
 
魔剣グラム
 
ファフニールからのレアアイテムで作るからか、ファフニールの鱗もデザインされてるね。
 
神話でのグラムはオーディンがシグムンド(シグルスの父)に与えたものだった。
それは大きなオークの木を中心に建てられた大きな館ウォルスング家での結婚式の夜。
客人たちが祝宴につき、大広間に赤々と火が燃え上がっていた時、誰も知らない一人の男が入って来た。
彼は裸足で派手なマントに身を包んでいた。
片眼でたいへん歳とってみえた。
彼に歩み出て挨拶する者はなかった。
彼はつかつかとオークにちかづき、もっていた剣でそれに切りつけた。
 
ウォルスング家のオークに
(アラン・リー 1984年)
 
「この剣を幹から引き抜いた者は、これを余の賜物として受け取るがよい。その者は、これにまさる剣が存在しないことを知るであろう」
そう言って老人は立ち去った。
 
老人が広間の外へ消えると、即座に皆、立ち上がって、争ってその剣を抜こうとした。
が、誰にも引き抜くことはできなかった。

だがウォルスングの息子シグムンドがその柄に手をかけるや否や、剣は抜けて彼の手に残った。
彼はこの剣にグラムと名付け、グラムと共に危機を乗り越え名声を手にしていく。
幾度となくオーディンの加護も受けたのだが、最後はオーディンにグラムを折られ、負け戦=死が決められた。
それがレギンによって蘇ったのだ。
 
グラム扉彫刻
(「エッダ」にそったシグルスの話が彫られた彫刻扉 12世紀、ヒューレスタド教会、ノルウェー)
 
この彫刻ではレギンと一緒にシグルスもグラムを鍛え直している。
鍛冶職人に育てられたのだから、シグルスもそれなりの鍛冶の腕はもっていただろう。
 
グラム作りフレスコ
(「レギンの鍛冶場のジークフリート」 W・フォン・ハンスシルト、1880年、フレスコ)
 
このフレスコ画でのシグルスは、王の血筋を感じさせる服装になっている。
レギンは体格が悪いということになっているが、力のいる鍛冶職人なのだから、相応の体つきに描かれている。
 
グラムを手に
(「シグルド」アーサー・ラッカム、1900年頃)
 
素晴らしくも驚くべき武器を手に入れ狂喜するシグルス。
作家により表現はいろいろだ。
このレギンはまるで小人のように、情けないぐらいに弱々しいw
 
蘇ったグラムは素晴らしい切れ味をもっていた。
金床もひとふりで裂き、土が見える。
川に立てれば、流した羊毛は触れただけで真っ二つになった。
その素晴らしさに、シグルスの情熱と自信がわき上がる。
すぐ王のもとへ行く。
「今やフンディングの息子たち(父の仇)を訪ね、ウォルスング家の者がすべて死に絶えたわけではないことを見せてやるべき時だ」
シグルスの父の死は、オーディンが決めたことだったが、その戦の相手が仇になる。
やられたままにしては生き恥をさらすことになる。
やり返してこそ、一族の名誉を守ることができる。
そんな考えが根づいてる世界だ。
王はシグルスが仇を討てるよう、船や人員を与えた。
船は一日、荒天の中フンディングの土地をめざす。
 
この仇討ちでもオーディンらしき老人が現れ、シグルスに勝利を与える。
グラムにはその刀身に魔法のルーン文字が刻まれていたとされる。
 
グラム?
こんな感じ。あくまでもケバダチクオリティーw
 
オーディンが発見したといわれるルーン文字。
文字自体に魔力があるといわれていて、オーディンも自らグングニルに刻んだという。
シグルスのグラムにルーンを刻んだのは、この仇討ちの船に乗せた時に刻まれたのかな、と
ケバダチは思っている。
フンディングの兵はシグルス達を待ち構えていたのだが、難なくシグルスたちの勝利だ。
この大きな栄誉と名声を得て、デンマークでは祝宴が催された。
シグルスは英雄の遺児ではなく、自ら英雄への一歩を歩み出したからだ。
 
レギンはジリジリしてただろうね。
竜退治するというからがんばって剣を鍛えたのに、いいものができたら、仇討ちが先だといっちゃうんだもんね。
 
レギンに約束を果たしてくれと詰め寄られ、また、仇討ちできたことに自信をつけたシグルスは、
いよいよ竜(ファフニール)退治に出掛ける。
 
 
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