北欧神話ーフギンとムニン

フギンとムニン
 
ジョーンズオーディン
「オーディン」E・バーン=ジョーンズ 1870年頃
 
オーディンの両肩に描かれることの多い、フギンとムニン。
パペガでは19階層ラストに2羽そろっている。
 
244.png
1羽しかスクショ撮れてないけど、2羽いる
 
小さいw
最初はこれがボスだなんて思わなかった。
 
彼の肩には二羽のワタリガラスがとまっていて、自分の見たり聞いたりした消息をみんな彼の耳に告げる。その名前はフギンとムニンというのだ。これをオージンは夜明けに送り出して全世界を飛びめぐらせ、彼らは朝食の時刻に戻ってくる。このため彼は数多くの消息がわかるのだ。それで人びとは彼をフラヴナグズ(ワタリガラスたちの神)と呼んでいる。(略)
 <「ギュルヴィの惑わし」38章>

 
フギンとムニンはオーディンのペットというより従者の位置づけになっている。
オーディンとオーディンだけの秘密を共有する従者、という感じ。
彼らは、夜明けとともに世界中から情報収集してくるっていうんだ。
そして朝食時には戻って来てオーディンに報告。
それでオーディンは巨人の世界のことだろうが、人間の世界のことだろうが、何でも知ってる。
と言ってるんだ。
ヴァイキング時代の生活では、食事は日に2回で、朝食はだいたい8〜9時、夕食は午後の7〜8時の間にとっていたそうだ。
すると、フギンたちは夜明けから8時ぐらいまでが活動時間のようだね。
 
これが日本だったら、それでなるほど〜と頷いておえるけど、北欧だよ。
夏の昼は長いけど、冬の昼はとても短い。
日の出がすごく遅いはずだよね。
ストックホルムだと、夏至の頃の日の出は3時半ぐらい。
でも冬至の頃は、8時40分ぐらいなんだ。
遅めの9時に朝食だとしても、どこでもドアでもないと周りきれなさそうだ。
アイスランドのレイキャビクだと、夏至の頃は2時台に日の出。
対して冬至の頃は11時過ぎ。
・・・フギンたち、いつ活動するの?
(そこが神話なんだから突っ込んじゃだめだよねw)
 
先の文章の続きに引用されているのが「グリームニルの歌」
 
鴉フギンとムニンは、毎日大地の上をとぶ。フギンが戻ってこないのではないかと、わしは心配だが、ムニンのことはもっと心配だ。
 <「グリームニルの歌」20>

 
フギンHuginnは「心」や「思考」で、ムニンMuninnは「識別の力」や「記憶」を意味する。
オーディンは「心」や「思考」が戻らないことも心配だけど、「識別の力」や「記憶」が戻らないのはもっと心配した。
ということみたい。
 
「ユングリング・サガ」によると、2羽はオーディンによって人の言葉を教え込まれとある。
一方、フギンとムニンはオーディン自身ではないかという見方がある。
 
オーディンは鳥や獣に変身することもあった。
そして変身しているあいだのオーディンの体は眠っているか死んでいるかのように横たわっていた。という。
先のエッダでは、戻らないことをとても心配している。
もし自分自身の「思考」と「記憶」が情報収集に奔走しているとすれば、戻ってこないことに不安を覚えるには当然だろう。
 
このことから、フギンとムニンはオーディン自身じゃないかと見るんだね。
ではなぜワタリガラスなのか。

わたくしの知る範囲はとても狭いけれど、日本でも世界でも、ワタリガラスが「賢い」存在であるとともに「呪術的」な意味合いがもたされてる物語が多いと思う。
もともとカラスはとても賢いよね。
カラス博士の杉田先生によると、カラスは人間の男女も表情も見分けるらしい。
人間がカラスの♂♀の見分けなんて普通にはできないことだよ。
記憶力も鳥類の中では群を出てるそうだ。
カラスの賢さは今に始まったことじゃないんだから、昔から特別の鳥として見られるのも自然だろう。
 
都内でカラスが増えすぎて駆除に追われているけど、ロンドンもそうだったらしい。
でも駆除するどころかロンドン塔で大事に飼育されてるんだって。
カラスがいなくなると王国が滅亡する予言があったらしい。
それにケルト神話のアーサー王が魔法でカラスにされたことがあるんで、カラスをやっつけるわけにはいかないそうだ。
(ケルト神話と北欧神話は別物だけど、内容がとても近い。地域も民族も重なってる部分があるので当然かな)

イギリスついでにハリポタのこと。
英語でカラスはクロウだけど、大きめのカラス(ワタリガラス)はレイヴンと教わった。
だからハリポタのレイヴンクロウは「ワタリガラスカラス」になっちゃう〜wと思ったけど、clowじゃなくてclawだった。
(聞き分けむずかしい〜ね〜)
映画ではちゃんとワタリガラスの紋章になってたよね。
clowじゃなかったけど、ravenだから疑問にも思わなかったけど、原作では違うらしい(読んでないw)。
原作ファンは頷きがたいことかもしれないけど、
あの4つの寮でレイヴンクロウは特に知能を求めたというんだから、シンボルがワタリガラスで適当だろうとわたくしは思う。

 
UiTø_Logo

ノルウェーのトロムソ大学のロゴ 

 
トロムソ大学HP
トロムソ大学のトップページ

 
この大学のロゴにデザインされてるのは、フギンとムニンなんだそうだ。
「心」や「思考」、「識別の力」や「記憶」
学徒の杜にふさわしいシンボルになってる。
やはりフギンとムニンは、鷲や鷹じゃなくて、カラスであるべきなんだろう。
 
これとは別に、フェンリルが狼全般を指していたように、フギンもカラス全般を示しているのかな?という文もいくつかあった。
 
ヴァルキューレたちが飛びかい、フギンの餌(死体)を、女巨人の馬(狼)が平らげた
<「フンディング殺しのヘルギの歌1」54から>
ヴェルスングの若者が戦ってフギンを喜ばせたとき
<「レギンの歌」17から>
死骸の巨人(狼)がフギンとともに、シグルズの心臓の血をむさぼり吸ってからというもの
<グズルーンの歌2」29から>

 
などがあって、死体(特に戦死者)をむさぼるカラスとしてフギンの名が出ている。
フギンが鴉全般を指す言葉として使われていたのなら、オーディンが変身して情報収集していることが、伝承の中でいつしか独立した2羽のワタリガラスが存在したんじゃないかな、と思う。
 
スノッリの冒険から
「オーディン」1899、G. ムンテ、「スノッリの冒険談」の挿絵

フギンとムニンが独立した存在ならこの絵のような状態も可能だ。
まぁ神話なんだから深く突っ込む必要もないんだけどね。
 
Odin_from_Lejre.jpg
銀製のミニチュア ロスキレ博物館、デンマーク
 
中央の玉座にオーディン。
左右にフギンとムニン。
後ろにゲリとフレキが配置されてるのは珍しい。
 
他の情報は無し。
オーディンの従者、あるいはオーディン自身と思われるフギンとムニンを、パペガでは階層のボスとして登場させたのは何でだろう。
う〜ん。
スレイプニルのような神馬ですら、パペガでは討伐対象なんだから気にしなくていいのかなw
 
フギンとムニンをまとめていて思ったのは、スプレンドルミサスの歩き方。
歩き方というか、正しいコーディネイト?かな。
オーディンスタイル、というべきか。
スプレンドルミサスは北欧神話での登場巨人などがたっぷり出ている所なんだから、
その世界をかっ歩するなら、ペットを4匹ぐらい連れる器量があっていいでしょう。
ペットを複数引き連れたほうがオーディンに近づける、でしょう?
グングニルを持ってね。
獣王の印とかだっけ? よくわからないけど、ペット複数連れ出せるもの。
それを使って、犬系(ゲリとフレキ)2匹+鳥類(フギンとムニン)2羽を引き連れて歩いてほしいね。
(どっちも黒か灰色系がよさそうだね。ないかな)
あるいは鳥類2羽と、スレイプニルに代わる馬にまたがってかっ歩してほしい。
 
337.png
こんな感じかなぁ。マクパペットにペットもあるといいのになぁ。更新もしてほしいなぁ〜
 
そうすべきだ、と書きたいけど、ケバダチにその器量ないんで強く言えないw
将来はできるようになりたい〜^^
 
 
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