北欧神話ーヨルムンガンド vs トール

ヨルムンガンド
 
とうとうきました20階層のヨルムンガンド。
スクショはね、訪れた2回ともあきらめたの。
大きすぎて><
画面に入りきれないの。
どこをどう切り取ったらいいかわからないと思ったし、弱々のわたくしは「とにかく死なない」使命がございました。
このヨルムンガンドに関しては、フレさんの動画から切り取らせていただきました。(無許可だけどw)
 
ヨルムンガンド
元の動画はこちら「ちるちる備忘録
 
 
パペットの大きさからも巨大なのがわかるよね。

ヨルムンガンド(ミズガルズ蛇、ミッドガルド大蛇、世界蛇)はアース神族に所属するロキと、巨人族のアングルボザとの間の子。
フェンリル、ヘルと共にラグナロクでアース神族をおびやかす3兄妹の真ん中。♂。
アース神族の仲間になってるロキだけど、本来彼は純然たる巨人族。
なので、ヨルムンガンドはいわゆる純血の巨人なんだ。
 
フェンリルの記事でも書いたが、この3兄妹からはなはだしい禍いと不幸がおこるだろうという予言により、アース神たちによってヨトゥンヘイムから捕らえられ、ヨルムンガンドは大地を取りまく深淵の海に投げ入れられたんだ。
まだ子どものうちにだ。
驚いたねぇ。蛇なら海に投げてもいいの?
鳥ならまだひよこちゃんの状態だよ。
ペンギンのひなでもいいよ。
禍の種になると予言されたからって、ひなを深〜い海に投げ入れるって、普通の感覚じゃできないよねぇ。
それができるのが神ゆえなのね。
アース神族はそうしたんだ。
 
でも彼は死ななかった。
最終的にはミズガルズ(人間の世界)を含む大地を一回りして、自分の尻尾を咥えるほどに成長した。
それでミズガルズ蛇とも言われる。
その姿はまるで大地を締めつけているようだったそうだ。
古ノルド語でJörmungandrなんだけど、神話の地元北欧ではMidgårdsormen、Miðgarðsormur、Midgardsormenという感じで、ヨルムンガンドというよりミズガルズ蛇の呼称がメジャー。
次に上げたブローチは古いものだけど今でもヨルムンガンドのブローチは色々ある。
それを検索するのにはミズガルズ蛇で検索したほうがヒットしやすい。
911を日本では「ナインイレブン」なんて言い方をするけれど、米国では?になってセプテンバーイレブンと言わないと通じないのに似ているかも。

 
ヨルムンブローチ
7世紀、ヨルムンガンドをデザインしたブローチ

 
ラグナロクでは兄のフェンリルと共に、他の巨人も引き連れアースガルドに攻め入っていく。
海からその巨体を浮上させ大地を這っていくんだ。
当然、大津波がおこる。
彼の起こす大津波で地上は洗われ、ミズガルズの人間の多くがその波に呑まれた。
また、空と大地は彼の吐く毒に覆われたという。
ヨルムンガンドの相手はトールだ。
戦いの末、ミョルニルの槌によって頭を砕かれて死ぬ。
が、トールは吐かれた毒によって、9歩退いたところで息絶えて大地に倒れる。
 
ということで、最後はトールと相打ちでやられてしまったわけだが、実はその前に2度ほど勝負していた。
 
 
トール
 
kvesv0428s.jpg
「トール神」ユールゴーデン橋、ストックホルム、スウェーデン

トール(ソール。言語の読みとしてはトールよりソールの方が近いがソールという神が別にいるので日本ではトールと表記されることが多い)はアース神。
雷神。天候、農耕の神。神々と人間の守護者。奴隷達の死後の支配者。
赤ヒゲが特徴の大男。大食漢。
乱暴者であり正直者。激しやすいが弱い人間には優しい。
父はオーディン。母は大地の女神フィヨルギュン(ヨルズ)。
(ヨルズってオーディンの娘なんだよね。ヴァン神族の近親婚を否定するくせにオーディンこそむにゃむにゃむにゃ)
妻は金髪が自慢のシヴとヤールンサクサがいる。
それぞれと息子をもうけていて、息子たちはラグナロクを生き延び、父の残したミョルニルを手に新世界を作っていく。
 
ミョルニルはドヴェルグの作った魔法の槌で(グリンブルスティと神々の宝の誕生参照)、創造力と破壊力の象徴でもある。
同時に、豊穣、再生、幸運の源だった。
ヴァイキング時代になると農民の間で厚い信仰を得、結婚式に斧や槌が花嫁への神聖な贈り物となった。
アイスランドやノルウェーで見られるトールステンという姓は、このトール(農耕神)にちなんで名付けたそうだ。
アースの3大神といえばオーディン、トール、フレイなのだが、その中心にトールを置かれた絵やタペストリーなど多数残っている。
信仰の強さの現れだろう。
 
800px-Thor_statue_reproduction.jpg
「トール神」青銅像、11世紀、アイスランド

800px-Three_kings_or_three_gods.jpg
「3大神のタペストリー」12世紀、スコーグ教会、スウェーデン
左から槍(?)をもったオーディン、中央にミョルニルをもったトール、稲穂をもったフレイが描かれている

  
まぁ、トールは北欧神話でも有名な神なので、ちょっとググれば色々出てくるんでそちらを参照。
彼はアース神だけど、巨人族に似ていたんだ。
外見も性格も。
アース神は一応知的で美しい、とされている。
トールはでかいし、力自慢だし、大食らいだし、怒りやすいし、単純だし、目は燃えるような目だったそうだし・・・w
とにかくアース神全員の力を足しても、トールの方が強いと言われていた。
それで巨人族にとって、トールがもっとも脅威なアース神だったんだ。
もとから脅威だったのに、ミョルニルの槌を手にしてしまった。
ガクブルだっただろうな巨人族。
ミョルニル自体、狙い定めたら必ず仕留める魔法の武器だし、その力を増幅するものをトールはもっていた。
鉄の手袋と力帯だ。
力帯を腹にしめるとトール自身の力が倍増したそうだし、鉄の手袋をはめると、ミョルニルをがっちり握り締めることができた。
ミョルニルは少し柄が短いという短所があって、素手では握りづらかった。それを鉄の手袋が補ってくれたようだ。
これによってミョルニルの威力も増し、最強のアース神ができあがった。
 
 
ヨルムンガンドとの第1回戦
 
東の海岸線に巨人たちの住む世界ヨトゥンヘイムがある。
他の神は近づこうとしないこのヨトゥンヘイムへ、トールは何度か巨人退治に訪れている。
この時もミズガルズに寄り、さらに東方のヨトゥンヘイムへ。
途中で連れることになった人間の少年と、ロキと一緒に3人で足を延ばした。
 
ある城を訪れた。とても大きな城だ。
彼らがそのてっぺんまで見上げる前に、うなじが背にくっついた。ほどの大きさだw
その城の主はウートガルザ(ウトガルド)=ロキという名だった。(ロキとは別人)
城主がいうには、この城では何か自慢できる技芸をもってなければ留まれないという。
それでロキやミズガルズからお供をしている少年も、そこで勝負するけれど、負けてしまう。
トールも勝負するけれど、負けてしまう。
実はウートガルザ=ロキは、その前に変身してトールの前に現れていた。
トールの力をいやというほど思い知っていて城に寄らせたくはなかったが来てしまったので、幻影によってトール達を打ち負かし追い出そうとしたんだ。
ウトガルザ
 
ロキが早食いで競争した相手は「野火」だった。
それで骨も桶も焼き尽くし、ロキは負けてしまった。
トールの共をした少年が走った相手は、ウートガルザ=ロキの「思考」だった。
思考のスピードにはどんなアスリートも勝てやしない。
トールが酒飲みをした角杯の端は、海の中に入っていたという。
悔しさもあって、本気で飲み続けたトールだったけれど、海の水を飲んでいたのなら、底をつくなんて到底無理。
しかし、それが明らかにされたのは一夜明けてから。
幻影と知らぬまま、真剣勝負で歯が立たないトールたち。
こんな屈辱はなかった。
どうにか勝てるものをと、自慢の「力勝負」を申し出る。
その1つが巨大な猫を持ち上げるというものだった。
 
ウトガルザ2

 
800px-Thor_lifts_the_cat.jpg
「ウトガルド=ロキの幻影による猫を持ち上げるトール」1872

 
その巨大猫はヨルムンガンドだった。
その体全体を持ち上げるなんて、誰にだってできないことだ。
幻影の猫でもそうだ。
トールは片足が大地から離れたところまでしか持ち上げられなかった。
煮え湯を飲まされたトール。
 
この時のヨルムンガンドに敵意はなかったのか。
それとも、何か石ころでもお腹が踏んでるのか? そう感じるぐらいだったのか。
トールもヨルムンガンドも、宿敵と対峙してると気付かぬまま勝負していて、トールは負けていたんだ。
 
ヨルムンガンドとの第2回戦
 
幻影相手に闘っていたと知ったトールの怒りは収まらない。
特に、ミズガルズの大蛇と一騎打ちしていたことに決着をつけなければと、
帰宅してもあわただしく旅支度をして、今度は若者に変装してひとりで出掛けた。
 
ミズガルズ蛇なので、ミズガルズを探し歩き、ヒュミルという巨人の家に泊まった。
そして翌朝、ヒュミルの漁を手伝うといいだす。
若者に変装していたので、ヒュミルは若僧に何ができるとバカにしていたが、
トールは持ち前の筋力で、船を漕ぐにも巨人が驚くようなパワーをみせていく。
 
やがて、これより沖はヨルムンガンドがいて危険な地域だからとヒュミルは止めるが、トールは好都合とさらに漕いでいく。
ヒュミルは若僧(トール)があまりにも強気でいるに対し、この頃にはすっかり怖じ気づいていた。
トールは構わず、ヒュミルの飼っている中でもっとも大きな牛の首を引き抜いてきていた。
それを餌に釣りを始めた。
そして思惑どおり、その餌にヨルムンガンドがくらいついた。
 
トールの釣り
 
ヒュミルはあまりにも大きなヨルムンガンドに恐れおののいた。
その眼が睨んだのか。
その毒気を吹き付けられたのか。
ヒュミルは蛇を見、海水が船の中に入ったり、出たりするのを見ているうち、真っ青になっていく。
トールは踏ん張り、釣り紐、いや釣り綱だね。綱をどんどん引いていき、
よしここぞと、ミョルニルに手をかけた。
そしてそれを振り上げて、ヨルムンガンドの頭を打ち砕こうとした。
その瞬間、
ヒュミルはナイフを手探りで掴み、トールの釣り糸(綱だよね)を切った。
蛇は海中へ沈んでいった。
トールはそれでもミョルニルを投げつけたそうだが、さすがに海中では届かなかっただろう。
 
恐怖のあまりチャンスを切ったヒュミルの横面に、トールは拳を食らわせた。
ヒュミルは船縁ごしに飛んで、足の裏が見えた。
トールはそのまま岸まで歩いて戻った。
(相当な沖まできてるはずだけど、海底に足がついてるんだから、それもできるんだろうww)
 
320px-Jormungandr.jpg
牛の頭に食らいつこうとしているヨルムンガンド 17世紀の写本から
 
thor-mariatorget-620x620.jpg
「ヨルムンガンドと対峙するトールの噴水」マリアトーリア公園、ストックホルム、スウェーデン
今まさに、ミョルニルで頭を打ち付けようとする瞬間だ
海の死闘を噴水で表現するなんて、なかなかいい像だよね

 
ということで、トールとヨルムンガンド。
 
第1回戦:ヨルムンガンド○ トール×
第2回戦:ヨルムンガンド× トール○
 
といった感じだね。
そして決戦は、ともに倒れたんだから、互角の相手だった、ということだろう。
 
 
さてさて、次はいよいよヘルへイムのヘルだ。
秋のうちにまとめも終わりそうだし、最後、がんばろー!
 
 

 
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