北欧神話ーロキ

パペガに出てくるわけじゃないけど、今まで何度もその名前が出たロキ。
彼を語らずに北欧神話は語れない。
 
パペガで関わることというと、
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スヴァジルファリと交わって
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スレイプニルを産んだお母さんがロキ。

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グラニのおばあちゃんになる。
 
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フェンリルと、
ヨルムンガンド
ヨルムンガンドと、
ヘル
ヘルのお父さんでもあるロキ。
 
それと、
グングニル
グングニルを作らせたのもロキだ。
パペガに出ては来ないが、とても縁のある北欧神話の神だ。
 
 
ロキ
 
巨人族でありアース神族。
巨人ファールヴァウティと巨人ラウヴェイ(またはナール)の息子。
ロキは純血の巨人だが、オーディンと血誓兄弟の契りを結んでいて、アース神族の一員としてアースガルドに住む。
両性具有で変身能力をもつ。
オーディンが主神に対して、ロキはその影ともいわれる存在だけれど、
はじめから悪の存在というわけではない。
彼の知恵はいたずらもあれば悪巧みもある。
けれど危機を救うものでもあった。
(ギリシャ神話のヘルメスにちょっと似てるかな)
 
__ロキは容貌こそりっぱで美しいが、心根はよこしまで、行動はひどく気まぐれだ。彼は他のだれにもまして奸智という知恵があって、何事でもだます。いつもアースたちをはなはだしい困難に陥れるが、彼らを奸計で助けることもしばしばだ。彼の妻はシギュン、彼らの息子はナリまたはナルヴィという。
<「ギュルヴィの惑わし」33章より>

 
ロキはイケメンだったようだね。
ケバダチが描くと、
 
ケバロキ
こんなんだけどw
 
巨人族というのは、人間とそれほど変わらない容姿の者もいたが、奇怪な外見が多い。
途方もなく巨大なもの、複数の頭を持つもの、獣の姿をしたものなど様々だ。
けれど、女には美しい外見のものもいて、しばしば神々の花嫁になる。
ロキがイケメンというのも、両性具有で女の部分をもちあわせているためなのかもしれない。
 
800px-Processed_SAM_loki.jpg
「ロキ」1760、アイスランド写本の挿絵
 
有名なこれは写本の挿絵なので古いもの。
アース神への憎しみが増大し、アースガルドを飛び出してからの姿。
ファフニールの兄(カワウソに変身していた)を殺してしまった川の側に、どの方角からでもアース神が捕らえに来たとわかるような家を作って住みだした。
もってるのは魚の網。
魚を捕らえるための網を編んだんだけれど、その網を参考に編んだ神の網で自分が掴まってしまうんだ。
とてもイケメンに描ける状況じゃないかなw
 
もっと前のロキだと、
 
1024px-Loki_and_Svadilfari_by_Hardy.jpg
「ロキとスヴァジルファリ」1909、D. ハーディ
 
左の男は、アースガルドの城壁造りをかって出た石工に変身した巨人。
馬はスヴァジルファリ。
美馬に興奮し、主人の手綱もふりきって駆けつけようとしているところ。
つまり、先のほうに小さく描かれている美人馬がロキ。
ん〜w
スレイプニルの記事でも触れたが、この時は文字通り身を呈してアース神族のために働いたロキなんだ。
 
アンドヴァリを抑える
アンドヴァリを抑えるオーディンを手助けするロキ 1914、F.フォン・スタッセン
 
これは絵の一部。
ファフニール1で書いた部分の絵で、やはりアースのために動いてるロキ。
ん〜。
美しいってことになってるけど、その性格や行動から美しく描いてもらえることはなさそう。
 
ロキとホズ
「ロキとホズ」1890年頃、大理石、C. クヴァルンストロム
 
前回のヘルのところで触れた、バルドル殺害させるところ。
盲目のヘズ(ホズ)を手助けする優しい神を装う場面だ。
「もうちょっと腕をあげて。そう。うん、いい感じですよ。このまま思いっきり弓を引いてごらんなさい」
とか言ってたんだろうね。
 
ヘズの放った宿り木はバルドルに命中。バルドルは死んだ。
この世の全てのものがバルドルのために泣くなら生き返らせよう。
このヘルが出した条件は、神々によって満たされようとしていた。
しかし、ひとりの女巨人だけは泣くことを拒否した。
女巨人に変身したロキだ。

ロキは、アース神たちの怒りが自分に向けられるのはわかっているので、アースガルドを飛び出した。
妻も息子たちも置いてひとりでだ。
というのも、ロキは妻シギュンにさえ憎しみを覚えるようになっていた。
彼女はバルドルのために涙したし、その死を決定的にした夫ロキの行動と神々の怒りに対しても心配し涙していたからだ。
この頃には、ロキの心はすさんでいたようだ。
 
言葉がうまいので、冗談などでアースガルドで笑いをとることもあったロキ。
いたずらに困らされても、その代償に宝をもたらせたロキをアース神たちは許していた。
けれどいつしか、ロキのアース神への憎しみは膨らんでいた。
そしてバルドルを殺害し、その後、ラグナロクへと巨人達をけしかけていく。
 
神が正義であるのに対して、巨人は悪をになっている。
それは花嫁としてアースガルドに住み、神々の一員となった者でも、時には巨人の悪の心を感じさせる言動がある。
何がきっかけでオーディンと兄弟の杯を交わしたのかわからないけれど、やはりロキは純血の巨人なんだ。
その体に流れてる血は変えられない。
いつかは必ず本性が出る。
そんなことをロキを通して北欧神話は伝えてくる。
 
話は最初の挿絵のところに戻る。
 
バルドルのよみがえりを阻止したロキ。
アースガルドを飛び出して、ファフニールの兄オッタルを殺した川にいた。
そこでサケに変身して潜んでいた。
アース神たちの追跡がすぐ側まできてると知り、網を火の中に投げ込んでいた。
けれど、アース神にはロキ以外にも知恵者はいる。
灰となった網をみつけ、それと同じように網を作り上げ、それでロキを捕獲するんだ。
何だかんだと逃げ回ったロキだけれど、追い込まれ、トールによって掴まってしまう。
尻尾のあたりをぐいっと掴まれたら、どんなにもがいても逃げられなかったようだ。
 
ロキは、とある洞窟につれて行かれた。
3つの平らな岩には、とがった角で穴がそれぞれ1つずつ開けられた。
そこにロキが縛り付けられるわけだが。
その前に、ロキの息子たち、ヴァーリとナリ(ナルヴィ)が連れてこられた。
 
ロキを縛る

 
・・・・・兄に弟を殺させ、その腸で親を縛る・・・
残酷すぎて、すごく短い文章なのに、最初に読んだ時はまったく理解できなかったよ。
神々を怒らせるとどんな罰が待っているのか。
昔話にはしつけも含まれるとはいうけれど、北欧神話のそれは苛烈極まりないとケバダチは思った;;
 
ロキへの刑はそれだけじゃ終わらない。
スカジが毒の刑をプラスした。
 
フレイの父ニョルズ(ニョルド)の後妻に、スカジ(スカディ)という巨人がいる。
巨人だけれど結婚によりアース神族の仲間になった。
スキーと狩猟の神様だ。
麗しの花嫁といわれる美女なんだが、性格は酷薄。
彼らは恋して夫婦になったわけではない。
色々あってのスカジへの弁償として、足だけでアース神を夫に選んで良し、となったからだ。
スカジは美しいと評判のバルドルを狙っていた。
美しい神なら足だって美しいはずだ。
これこそ一番美しいと選んだ足は、バルドルではなく、おっさんのニョルズだったw
二人はがまんして夫婦になったけれど、スカジはスキーの神といわれるだけあって山が好き。
ニョルズは「ニョルズの海」と歌われる海運業や漁業の神。
海の神と山の神だ。
結局、別居状態となる。
(スカジはオーディンと再婚してノルウェー王家の始祖と記されるサガもある)
 
別居とはいえ、大切な場面にはちゃんと妻としてそばにいる。
それでこのロキへの刑が執行される時にも居合わせてるんだね。
  
ロキへの刑罰にスカジが添えた。
 
スカジ

 
これが巨人の血。
ニョルズと結婚してアース神族となったわけだが、残忍な血が騒いだという設定なんだろう。
(スカジ Skaði は「害、死」を意味する男性名詞と同形)
毒ヘビも自らとってきて、ロキの縛られてる岩の上にのびる木の枝に縛り付け、
その毒がロキの顔にしたたるようにしたんだ。
 
実はスカジ、ロキとベッドを共にしたことがある。
研究者は巨人の血による酷薄とするけれど、女の恐い面が出てるだけのようにケバダチは感じてる。
ロキはアースガルドを飛び出す前に、アース神たちの宴会でさんざん悪口を言った。(エッダ「ロキの口論」)
スカジはロキをベッドに誘い、どれだけご機嫌だったかをばらされた。
他に不倫をばらされた神もいるんだけれど、スカジはこの時とばかりに復讐したんじゃないかな。
恐いよ。女ってw

岩に縛られるロキ
「ロキ」1870年頃、D. ペンローズ
 
それでロキの妻シギュンは、ロキの側に寄り添い、洗い桶でその毒を受け止め、
ロキの顔に落ちないようにするんだ。
 
Loki,_by_Mårten_Eskil_Winge_1890
「ロキとよりそうシギュン」1863、M. E. ヴィンギャ
 
でも毒がたまれば捨てに行かなくちゃならない。
その間は、ロキの顔に毒がしたたりおちる。
すると彼は猛烈にもがくので、大地が震える。これを、お前たちは地震と呼んでいるのだ。
 <「ギュルヴィの惑わし」50章より>

 
ロキが毒に苦しみもがくのが地震だったのね。
311とその後しばらく、地震が頻発して恐かったよね。
ロキ、かなり長いこと毒を浴び続けてたのかなw
シギュンったら、毒を捨てに行って、知り合いにあって話し込んでたのかしらw
 
1024px-Lokes_straff_ida_matton_1923_stockholms_stadshus.jpg
「ロキの罰」1923、I. マトーン、ストックホルム市庁舎
  
こうしてロキはラグナロクまで縛られたままとなった。
ロキの絵は色々あるんだけど、この罰を受けている絵や像は裸だね。
裸で刑を受けたんだろうか。
寒い北欧地域で裸のままは辛そうだ。
しかもラグナロクは大いなる冬から始まる。
太陽が照らない、夏が来ない冬が3度続くんだ。
よく凍死しなかったもんだ。
  
そのラグナロクは次に。
 
 
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