北欧神話ーフェンリル

桜が見頃で、自然と顔を上げて歩いちゃいますね。
そろそろコタツもしまう時期です。
なので、この冬にコタツで読みまくった(読んですぐ寝るけど)「北欧神話」について、
忘れないようにまとめておきたいと思います。

パペガに絡んでるから読み始めたけど、直接ゲームには関係ないので、
興味ない人はスルーするに限ります。
しばし、まとめの記事(というか覚え書きw)が続くと思います。
 
 
 
きっかけはフレさんの記事。
「今更だけど」マンドラゴラ育成園
「今更だけど の続き。」マンドラゴラ育成園
第1階層からのメインモンスターについて調べてあるの。
「北欧神話」は超特急で通り過ぎるぐらいの知識のわたくし。
仕事に関わるごく一部はわかるけど、あとは名前に聞き覚えがある、という程度w
でも、新階層がすべて「北欧神話」絡みなら、
いつか行けるようになった時のために(いつ行けるのかなぁw)知っておきたいでしょう。
 
それで国会図書館も覗いたけど、動詞の使い方から見る研究書だったりして逃げ帰りw
とりあえず児童書から読み出したのです。
(笑ったでしょ? 児童書もあなどれないのよ。わたくしは児童書好きなの♪)
 
コタツで読書
 
良い子はマネをしてはいけない読書風景。
1冊に向き合うため、他書の同じ内容を併行して確認するのがケバダチ風。
それでいつでも周りは本が散乱w
一時期、体調を崩していたので、上図のような日々もw
ほぼ寝ている方が多かったし、元気になれば仕事もあるしでスローペース。
桜の季節になってやっと「動詞の使い方」が解釈には重要なんだ、
というところまではわかるように。(時間かけすぎだよw)
語学センスがないので、それ以上は専門領域だから踏み込まずw
わたくし自身メモリが少ないので、きっとすぐに別の新しいことに書き換えられちゃう。
なので、ここまでのことをメモ。
 

最初はフェンリル
 
フェンリルは第1階層にいる。
そしてちょっとググれば北欧神話の主神オーディンを呑み込んだ巨狼というのもわかる。
グレイプニルという魔法の繊維でしばられ、動けなくなってる。
はずなんだけど、パペガでは引きちぎってドリフトしてるw
グレイプニルを引きちぎっちゃったら、そのまま冬の時代→神々の滅亡へと突入するはずなんだけどw
そこはパペガ独自の世界で、パペットたちにビシビシやられる毎日になってる。
 
まず画像。
 
フェンリル8世紀
「テュール神と鎖をかけられるフェンリル狼の浮彫」8世紀、ストックホルム、国立歴史博物館

 
私が知る中ではこれが一番古いんじゃないかな。
歴史は詳しくないんだけど、ちょっと興味を持って調べると、
「紀元前の文明がすごかった」というのがどの地方にも共通なんだよね。
(日本は除外w)
北欧神話も紀元前に形成されていて、その記録は9〜13世紀に、民間人やキリスト教のフィルターをかけた形で記録されてる。
これはその宗教に都合がよく書き留められる前の、本来の信仰からくる土着的製品、ってことだと思う。
テュールは勇敢だったからフェンリルに右手をくいちぎられるんだけど、
このテュールは右手に斧を持ってるから、くいちぎられる前なんだね。

 
フェンリル英国十字架
「オーディン、フェンリルに殺される」アンドレアスの石製十字架、英国マン島
 
これは10世紀頃のような? どうも不明w
言語センスがないんで、訳も頼りないw
石製十字架っていうけどハテナだよね。
ググってみたらこうだったとわかった。
 
英国石製十字架
 
なるほど。十字架だったんだね。
英国で北欧神話?と思っちゃうけど、もともとの民族は同じ。
キリスト組がシマを広げてくるまでは(「仁義なきキリスト教史」参照)、
英国においてもオーディンやテュールが信仰の対象だったよう。
このサイズのフェンリルがオーディンを丸呑みって、ちょっと無理があるけど、
敵討ちのやり方が、片足で下あごをおさえつけ、上あごを両手で上に引き裂いた。
というんだから、このサイズじゃないとつじつまがあわないかも。
 
 
フェンリル画像石
「フェンリルの画像石」スウェーデン南部、Tullstorp教会
 
「ウルフのルーン」と呼ばれるみたい。
19世紀には取り壊された教会で、この石がもともとどこにあったかは不明らしい。
 
Tullstorp.jpg
 
掘りは決して深くないようだけど、今もこんな風に残ってるって、雨風が少ないのかな。
フェンリルの下はバイキング船で、周りにはルーン文字が刻まれている。
北欧神話の主神オーディンは、そのルーンの秘密の力を得るために自分自身を犠牲にした。
手元にルーン文字の一覧表もあるけど、そこからどう読み取るか、という問題があるから手を付けずw
 
 
フェンリル18世紀写本
「フェンリル狼、テュールの手を噛み切る」18世紀、アイスランド写本
 
右手、食いちぎっちゃったね。
痛そう。
フェンリル、狼っぽくないw
狛犬に似てなくもないかな。
日本が江戸時代だったことを踏まえると、似たような画風が他国にあってもおかしくない。
文化も文明の発展と大きく関わってくるからね。
アイスランドは島国という点で共通の環境もあるのかもしれない。
同じ時代に全く縁のないところで、似た画風がある、ってありそうだよね。
 
 
近年の絵だと想像でありながらリアル。
 
フェンリル1930
J・フアード、1930年
 
画のタイトルはわからないけど、フェンリルに餌をやってるテュールだよね。
フェンリルはロキと、霜の女巨人アングルボザの子。
この二人の間には、フェンリルと、大蛇のヨルムンガンド、半分腐った女ヘルがうまれた。
神々はこの子たちの話を聞くと、すぐにでも処罰すべきだと決め、
ヘルは「世界の下の世界」に追放し、不名誉な死を迎えた死者の管理を課す。
ヨルムンガンドは大海に放り込んだ。(ひどいねぇ)
でも、フェンリルはどうしようか、ハッキリと決めかねていた。
狼も子どもの頃はかわいかったのか?
それでテュールが世話係になった。
他の神々は後込みして、餌をあげることもできなかったんだ。
さすが火曜日(チューズデイ)の語源となったテュールだね!
 
それにしても「巨狼」というわりに小さいかな。
絵にするって難しいみたい。
現代ではゲームのキャラクターとして様々なフェンリルがかっこよく描かれてるけど、
その死に方とつじつま合わせるには、神とあまりかわらない大きさの必要があったのかな?
その点、パペガでのフェンリルはまさに「巨狼」でいいよね!
 
 
次は、フェンリルを語った文章を抜粋。
 
東の方「鉄の森(ヤールンヴイズ)」に
老婆がひとりいて
そこでフェンリル〔狼〕の一族を
産みそだてた。
一族みなのうち
だれかが一人
太陽の破壊者となるだろう。
妖怪(トロル)のなりして。
 <エッダ詩節『巫女の預言』40>

 
「フェンリル」っていうのは普通名詞として「狼」と解釈も可能だけれど、
原文の校訂者はすべて固有名詞とみなしているそうだ。
狼=フェンリル であり、フェンリル=あの巨狼 ってことだね。

スノッリのエッダには散文形式で詳しく書かれている。
 
「ロキは子どもをもっと持っていた。<略>狼はアースたち(神々のこと)が手もとで育て、テュールだけが狼に近寄ってこれに餌を与える勇気をもっていた。しかし神々は狼が日々なんとも大きくなっていくのを見、また予言がみな、狼が彼らに対して禍いをなす定めになっていると告げたとき、アースたちは非常に頑丈な足かせをつくる計画をたてて、足かせをレージングと名付けた」
 <スノッリのエッダ『ギュルヴィの惑わし』34章>

 
レージングで「自分の力を試してみなよ」という感じで神々はフェンリルにかせをつけたみたい。
フェンリルは自分が強いことがわかっていたので、「ふん」とつっぱり、壊す。
次に用意した足かせはドローミ、という。
当然、レージングよりぐっと頑丈そうなんだけど、これを壊したら「名誉だ」と神々がそそのかしてはめる。
フェンリルも、簡単なものより危険に身をさらしたほうがより名誉だと考え同意。
ドローミは「ふん」じゃ無理だったけど、体をゆすぶり、かせを地面にたたきつけ、懸命にあがくと
壊れたんだ。
ここから、あることが力をこめて成し遂げられた時には、
『レージングからのがれる』とか『ドローミから脱する』
というのが、定句として使われてるそうだ。
(知らなかったw 語学センス無いもんw)
 
神々はフェンリルを縛るってできないのかと恐れた。
神々は相談して、下界の小人族に魔法の紐グレイプニルを作らせた。
これに必要だった6つの材料が、
「石に生えた根」「魚の息」「女のひげ」「ネコの足音」「熊の腱(すじ)」「鳥のツバ」だ。
 
出た〜「ネコの足音」!
ハロウィンイベントのアイテムだよね。
他のアイテムも手に入れられるのかな?
ケバダチの遊び方だと縁がないんだけど。
もしまだなら、これからのイベントで登場するのかもしれないよね。
アイテムが出揃ったら「グレイプニルの繊維」を分解するとこの6つが手に入るのかな?
 
グレイプニルは見た目が絹糸のようにつるつるして柔らかだった。
それでフェンリルは疑う。
名誉のためっていっても、こんな柔らかな紐を引きちぎってもちっとも評判を得られない、と断る。
神々は自力で切れなかったらほどいてやると嘘をつく。
でもフェンリルはわかってるね。
ぐずぐずなかなか紐を解いてくれないだろうって疑い、交換条件を出した。
「この紐がまやかしなしに作られたという保証に、その手を俺の口の中にいれてくれ」と。
神々は顔を見合わせ尻込み。
誰も自分の手を差し出そうとはしない。
それで契約の神でもあるテュールが、自分の手を差し出すことにしたんだよね。
 
グレイプニルはフェンリルが踏ん張ると、ますますきつくなった。
激しくもがけばもがくだけ、いっそう紐が食い込んだ。
神々は笑った。
これでフェンリルを恐れる心配がなくなった。と。
テュール以外は。
彼は自分の手を無くしていた。
 
神々は足かせについていたグルギャという綱をとって大きな石に通した。
石は地中深く埋めた。
さらに大石をとって、もっと深く地中に鎮めた。これを留め具にしたんだ。
フェンリルは大きく口を開けて、激しくもがいて噛み付いてやろうとしたが、
その口に1本の剣を突っ込まれた。
剣の柄は下あごに。切っ先は上あごに突き刺さる。
フェンリルの猿ぐつわだ。

フェンリルは苦しい吠え声を上げる。
口からは涎が流れ出つづける。
涎はヴォーンという川になった。
フェンリルはラグナロクまでそこに横たわっているしかなかった。
・・・神って残酷だよね。
 
フェンリル
 
ラグナロクまで活躍のないフェンリル。
これだけなら神話の中の端役でしかないけど、主神オーディンを呑み込んでしまうから、
数多い北欧神話の巨人族の中でも別格になってるんだろうね。
(獣じゃないのよ巨人族なのよ)
 
フェンリルのことはまだまだ書けるけど、ラグナロクに関わることだし、別に書きとめようと思う。
次はオーディンをメモしておこうかな。
何しろオーディンの女性観がひどいから、ムカムカしながら書きそうだわw
神話も人間が作り出したものだから、人間臭くて当たり前なんだけどね。
それにサガを読んでいくと、いくら神とはいえ人間にちょっかい出し過ぎ。
主神で、信仰の対象になってたオーディンだけど、オーディンが手出ししなければ平和だったんじゃないの? と思う事もしばしば。
パペガには登場しないけど、武器はあるからメモしておこう。
ここまで読んでくれた方ありがとう。お疲れ様でした。
 
 

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非公開コメント

No title

動詞の使い方ということは、ケバダチさん自身が訳していったってことでしょうか?!
すごいの一言しか出てこない、とても楽しく興味深かったです!
ダメ人間製造機のこたつに入りながら調べたとは思えないw


8世紀の浮彫は最初見た時カラスのように見えたけど、狼かぁ…
ウルフのルーンのフェンリルはドラゴンのよう。
徐々に写実的になっていく様子が分かりますね。
どれも思ったよりフェンリルが小さいのは、そんな大きなものに餌をやる図が想像つかなかったのか、神様も同じように大きいのかw
確かにどれも巨狼って感じではないですよね。

ケバダチさんのフェンリル可愛い上に分かりやすい!
固定石ってどんなだろうと思ったらこうなってたのね、図解有難いです。


次回のオーディンはパペガに出てこないから全く調べてないからとっても楽しみです。
人間にちょっかい出し過ぎ・女性観がひどいってのが実に人間くさいねw
ケバダチさんも丁寧な説明お疲れ様でした!

No title

>ウールさん

いえいえ、読んだのはほぼ翻訳本です。
翻訳による違いが気になって調べると、そこに名詞や動詞の使い方や解釈というのにぶつかって。辞書やグーグル先生に助けてもらっても白旗上げたということですw

フェンリルの大きさは巨大すぎて描けないから、普通の狼サイズにしちゃったのかも。
それに神様も、時と場合によってサイズが変化しないと理解できないw
神話って話が突飛だからw
ゼウスが金色の雨になってまで浮気(?)しようとしたのと同じで、神様は自由みたいだし、他の登場人物も、都合よくなってるから、絵も描き手の都合でいいのかもw
それと写本の挿絵だと、文盲までいかなくても、読んでもらって内容を知る(子どもを含んで)人にわかりやすいサイズの必要があったのかなぁ?
どうなんでしょねw

ワンワン(フェンリルの迫力皆無w)を可愛いとお褒めいただきありがとうです!
画力が知れるわ〜www
ケバダチNOW

何でも自分で作れると思ってて、失敗してもへこたれない
ケバダチです♪
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